
「動いている人や物に、テロップやモザイクをぴったり付けて動かしたい」。そんなときに活躍するのが、PowerDirectorのモーショントラック機能です。
動画の中の被写体を自動で追いかけてくれるので、本来ならキーフレームで1コマずつ位置を合わせるような面倒な作業も、かなり省力化できます。
この記事では、文字・画像・モザイクそれぞれのモーショントラックの手順について解説していきます。
PowerDirectorでのモーショントラッキング3ステップ

◎PowerDirectorでのモーショントラッキング手順

追従させたいオブジェクト・テキストをタイムラインに入れて、編集メニューから開きます。
- タイムラインで動画を選択し、上部の「編集」→「動画」→「ツール」→「モーション トラッキング」

準備ができたら「トラッキング」ボタンをクリックすると、自動で解析が始まります。
けんトラッキング処理が終わるまでしばし待ちます。
トラッキング結果の確認と再トラッキング

トラッキングが終わったら、プレビューで結果を確認しましょう。
微調整したい場合は、オブジェクトをクリック→「編集」の「トラッキング」タブで黄色い枠を表示させたら、位置を微調整し、再トラッキングをクリックします。
けん確認してみると結構ずれていたりします。
PowerDirectorでのモザイクのモーショントラッキング(自動追従)
モーショントラッキングを使ってモザイクを追従させるケースが多いので、その手順も紹介します。
◎顔モザイクを自動追従させる





PowerDirectorのモーショントラックをよく使う場面
モーショントラックは動いている物や人に、文字や画像、モザイクを自動で追いかけさせる機能として、次のような場面で使われます。
- Vlogや街歩き動画で、映り込んだ通行人の顔や車のナンバーにモザイクを追従させる。
- 商品レビューや解説動画で、紹介中のモノにテロップや矢印、アイコンをくっつけて動かす。
- ゲーム実況やハウツー動画で、重要なボタンやキャラクターに印を付けて追いかける。
このように、動く被写体に追従させたいものがあるときに、モーショントラックが力を発揮します。
追従させるオブジェクト別の使い方
テキスト・テロップを追従させる
テキストやテロップを追従させるときは、タイムラインにタイトルを追加してから、トラッキングタブで追従させる流れになります。
名前や説明テロップなど、表示したい文字を入力し、フォント・色・サイズ・縁取りなどを好みに合わせて調整しましょう。
最後に再生して、文字が被写体にしっかり付いて動いているかを確認すれば完了です。
モザイク・ぼかしを追従させる
モザイクやぼかしを追従させるときは、エフェクトを動画クリップに入れて、モーショントラッキングを実行します。
- 「トラックオブジェクトに合わせてエフェクトサイズを調整」にチェックを入れると、黄色トラッカー枠の大きさに合わせてモザイクやぼかしのサイズも自動で変わります。
- グリッドや幅・高さの数値を変更して、モザイクの大きさ=隠し方の強さを調整できます。
最後にプレビューで再生し、顔やナンバーなど隠したい部分がしっかり追従しているか確認しておきましょう。
けん顔にモザイクを入れるのは一発ですが、その他は…あまり期待せずに使ってみましょう。
画像・アイコン・矢印を追従させる
画像やアイコン、矢印を追従させる時も、そのオブジェクトにモーショントラッキングを加えるようになります。
黄色い枠を使って、位置を整えるという流れはテキストと同じです。
自分で用意したPNG画像や写真、PowerDirectorに入っているスタンプ・吹き出し・矢印などを読み込めるので、顔をイラストで隠したり、矢印で被写体を指し示したりできます。
- 追加した画像は、プレビュー画面でドラッグして位置を決め、四隅をドラッグして大きさも調整します。
最後に再生して、画像やアイコンが被写体から外れていないかチェックすれば、追従演出の完成です。
モーショントラックがうまくいかない時は…
モーショントラックがずれる・見失う場合
モーショントラックがうまくいかない場合は、次のことをチェックしてみてください。
- トラッキング開始時の枠が、被写体をきちんと囲えているか(背景を広く含みすぎていないか)
- 被写体が画面の端に寄りすぎていないか、途中で別の物に隠れていないか
- 追跡が乱れたところで一度停止し、その位置から再度トラッキングし直しているか
それでもどうしてもうまくいかない場合は、自動追跡ではなくキーフレームなどを活用してみてほしいと思います。
けん顔以外のモザイク追従はどうしようもないほど使えない…
モーショントラッキングの項目がない・表示されない場合
モーショントラッキングの対象ではない、又はモーショントラックタブになっていない可能性があります。
タイムライン上のクリップ(テキストやオブジェクト)を選んだ状態でないと、「編集」ボタンや「モーショントラッキング」の表示がされません。
けんそれでも見つからない場合は、使用中のバージョンとエディションによっては非対応のものもあるのでサポートに確認ですね。
動作が重い・カクつく場合
モーショントラック中に動作が重くなる時は、プレビューを軽くして編集し、最後の書き出し時に高画質で書き出すのがおすすめです。
PowerDirectorでは、負荷を下げるための設定がいくつか用意されているので次のことを試してみてください。
モザイクも矢印もモーショントラックでラクラク追従処理
モーショントラックを使うと、ぼかしなど編集がかなりラクになります。
本来であれば、動く被写体にテキストや画像、モザイクを付けていく場合、キーフレームで1コマずつ位置を打つ必要があります。時間もかかりますし、慣れていないとかなり大変です。
PowerDirectorのモーショントラッキングでは、追いかけたい物を枠で囲んで「トラック」ボタンを押すだけで、ソフトが自動で動きを解析し、テロップやアイコン、ぼかしなどを一緒に動かしてくれます。
もちろん、動きが激しいシーンでは一部を手動で直す必要もありますが、それでも最初から最後まで自分で動かすより手間は大きく減ります。
Vlogや商品レビュー、顔隠しが必要な動画などでは、とくに効果を感じやすい機能と言えるでしょう。
この記事が参考になれば幸いです。





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